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動画:フランスパン「バゲット」、無形文化遺産に
フランスのパン「バゲット」が30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の無形文化遺産に登録されることが決まった。
外はかりかり、中はふんわり軟らかいこの棒状のパンは、フランス人の生活に欠かせない物となっている。
ユネスコは同日、バゲット作りの伝統とそれをめぐる生活習慣を「無形文化遺産」に登録すると決定した。
https://www.afpbb.com/articles/-/3441313
フランスでは若者に人気のTikTokで「mochi」が話題となっている。mochi(=餅)というと日本では切り餅や大福などをまずイメージするが、海外で人気が高まっているmochiといえば薄い求肥にアイスクリームが包まれている日本の「雪見だいふく」のようなアイスクリームだ。
フランスのスーパーマーケットで購入できる餅アイスは
フランスを席巻する餅アイスはフレーバーが豊富で、子どもの手のひらに収まる程度の大きさ・一口サイズが主流だ。フランスのスーパーマーケットで販売されている商品のうち今回は3つのブランドと、今夏の話題を紹介する。
(出典 news.nissyoku.co.jp)
Exquis Mochi
Exquis Mochiは国内産であることや着色料などを使用していないことなど品質の高さを売りにしたフランスブランドの餅アイス。CarrefourやMonoprixなど多くの大手スーパーマーケットで購入することができる。
欧州で餅アイスの先駆けとなったのは英国発のlittle moons。塩キャラメル味やヘーゼルナッツ味、抹茶や柚子レモンなど多くのフレーバーを展開している。
Exquis Mochiとlittle moonsはどちらも1箱6個入り5ユーロ程度で販売されている。little moons は自分でフレーバーを組み合わせることができるスタンドが設置されている店舗もある。
さらに、ドイツ発祥でフランスを含め世界各国に展開しているディスカウントスーパーマーケットLidlもこの夏、オリジナルで廉価な餅アイスの販売をスタートするなど、その注目度の高さがうかがわれる。
ピエール・エルメも餅アイスを販売
日本でもその名が知られる世界的パティスリーのPIERRE HERMÉ(ピエール・エルメ)はこの夏、日本をテーマとしたスイーツを販売している。そのうちの1つが夏季限定のMOCHIS GLACÉS(餅アイスクリーム)だ。
ピエール・エルメが手がける餅アイスは以下の3種のフレーバー。・ライチとローズ&ラズベリーのシャーベット
・キャラメルと黒ゴマのアイスクリーム
・ヨーグルトと柚子アイスクリーム
6個入りセットで販売されており、価格は28ユーロとなっている。
プラントベースの餅アイスも登場
餅アイスの多様性はフレーバーだけではない。ココナッツミルクを使用した植物性食材のみで作られたプラントベースの餅アイスも多く販売されている。
冷凍食品専門店Picardの餅アイスはココナッツ、マンゴー、黒ごまの3種のフレーバーがセットになっており、1箱6つ入り5.5ユーロで販売されている。消費者の反応を見ると、意外にも黒ごま味も人気のようだ。
他に先に紹介したExquis Mochiとlittle moonsの餅アイスの中でも、ビーガン仕様の餅アイスを買うことができる。牛乳の代わりにココナッツミルクを使用したプラントベースの餅アイスは、近年のベジタリアン・ビーガン市場の拡大を意識したものだろう。
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PicardのMochis glaces
ヘルシーなスイーツとして展開
フランス含め欧州で販売されている餅アイスは、黒ごまのような日本を感じさせるものからピエール・エルメのようにオリジナリティーあふれるものまで多様なフレーバーがあり、全体的にはパステルカラーで見た目も楽しませてくれる商品が多い印象だ。
他にはない餅の食感の目新しさと写真映えするフォルムは、若者を中心に注目を集める理由の1一つといえるだろう。
フランス・パリではLa Maison du Mochiのような餅専門店や、mochi mochiなど大福を取り扱う店も増えている。女性向けグルメ誌でも「グルテンフリーで脂質が少ない」と、ヘルシーなスイーツとして商品やレシピの紹介がされており、日本で伝統的に親しまれてきたmochiスイーツは今後も世界各地でローカライズされながら拡大すると予測している。(在フランス管理栄養士ライター 高城紗織)
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